スタッフ閑話:「決める」ことが目的ではない

ファシリテーションに関わっていると、複数人で集まって何かを決める、という場面に出くわします。
会社での会議、町内会での会議、学級委員会など、何かを「決める」場面は身近にあったと思います。

決めること自体は簡単です。
くじ引きでも、多数決でも、誰かの一声でも、決めることはできます。

では、その先はどうなのでしょうか?
「決めた」あと、どうしますか?
多くの場合、何かを決めたあと、それに沿って「動くこと」がセットになっているのではないでしょうか。
決めたあと、実際思ったように動いていますか?

決まったけれど、動いていない。

それでは、決めた意味がありません。
決めることが目的ではなく、「動く」ことが目的。
決めたのに動かなければ、そこは何か決め方に問題があったということ。

もしあなたが「動かない」「変わらない」と感じているようであれば、
「決めること」が目的となっていなかったか、振り返る必要がありそうです。

ものごとのプロセスに携わることの多い私も、実際の話し合いになると内容に没頭してしまって、
思わず本来の目的を見失いがちになります。
自分でも「目的はどこか」を常に心に留めておこうと決意した今日です。

あなたの本当の「目的」が、道しるべとなってくれますように。


スタッフヤマモト