先日、ある会社さんでのプログラムで「不安を出す」というセッションがあった。
自分たちでプロジェクトを進めているその中で、
なんでも良いので自分が今抱えている不安・悩みを出し合おう、といもの。
折に触れて、このプロジェクトの目的、描くありたい姿などは語ってきていたものの、
「不安を出す」ということにフォーカスしたセッションは初めてだった。
皆に出してもらった不安をグルーピングし、皆でその不安を見ていく。
すぐに解決できるような内容もあれば、時間がかかるもの、
そもそも答えが出ないようなものまで様々だった。
セッション中から皆さんの顔は明るく、終わった時にはかなりスッキリされたよう。
「不安を共有し、例え解決しなくとも話し合うこと」で
かなりの不安や悩みをが解消されたようだった。
セッション後の振り返りでは、
・気持ち的に楽になった
・不安や同じ思いを持つことを確認することで、連帯感が感じられた
・自分の思い、不安を表現できたことで、動機づけ、一体感が生まれた
・不安を共有できると、その背景が見えてくる
などの声があがっていた。
解消されなくても前に進める力が出てきた、という声も聞こえてきた。
今回のセッションは、不安でもなんでも出し切って、
自分やチームを止めているものをはずして前に進めるようにしたい、という目的だったので、十分にそれを実感できる時間だったと思う。
なんだか物事が進まないとき、チームが停滞しているとき、お互いに今感じていること(一見ネガティブなことでも)を話してみることが、前に進む力を生み出すことに繋がる。
スタッフヤマモト