シリーズ・より良い話し合いの場を作るために
本日は参加者編です。(前回当日編と書いたような・・・?)
◆参加者◆
さて、参加者とは誰を指すのでしょうか?
また「参加」とはどういうことでしょうか?「出席」とは違うのでしょうか?
上の二つ(三つ?)の問いに答えは出たでしょうか。
それを踏まえて最後の質問です。
「参加者」に話し合いの場でどうあって欲しいと思いますか?
例えば、参加者にしっかり意見を述べてもらって話し合いを進めよう、と思っていたとしましょう。
事前準備編で進め方を考えていただきました。
準備した進め方の中に、参加者が意見できる時間は確保されているでしょうか?
さらに、参加者にどうやって意見を述べてもらう予定でしょうか?
その方法は、参加者が意見を述べやすいと思えるものでしょうか?
「○○さん、意見はありますか?」と聞いて、意見が述べられるかどうか、それは人や場によって異なります。意見は出なさそうだな、と思ったら、何か工夫が必要になりますね。
参加者の方々を思い浮かべて、その方々が意見を述べやすい場を作ること、それが大事です。
◆参加者の姿勢◆
前項は、話し合いの場を設計する側からの視点でした。
この項は、話し合いに参加する側の姿勢についてです。
「つまらない会議だったなぁ」
「この話し合いに参加する意味あったかな」
こんな感想を持ったことはありませんか?私もこんな感想を持ったことは一度や二度どころではなく、「話し合いとはつまらないもの」と思っていました。
では、話し合いの場を形作るのは誰でしょうか?
主催者だけでは、話し合いの場は成り立ちません。参加する人がいるから話し合いの場が成り立つのです。
参加する人は、参加者としてより良い場を創るために、どんな貢献ができるのか、意識を持って臨んでみることが大事です。
なぜなら、自分もこの話し合いの場を作る一人だからです。
「つまらない会議だったなぁ」と思った時、ちょっと視点をずらしてみてください。
自分もその場を一緒に作っていた一人であり一因です。
より良くするための働きかけを「自分は」したんだろうか、より良い話し合いの場になるために「私は」貢献できていただろうかと自問することも必要です。
みんながそんな意識で参加していたら、より良い話し合いの場ができることでしょう。
スタッフヤマモト