スタッフ閑話:組織開発というアプローチ

年末年始に組織開発の本を読み、年始に目標を立て自分と向き合い、
なんてことをしていると、つくづくこの「組織開発」という分野は面白くて好きだな、と感じる。

最初は人材開発と組織開発の違いもピンと来ていなかった。
誰かに「組織開発って何?」って聞かれても答えられず・・・
最近になってようやく、

人材開発:その人自身の知識やスキルを増やし、能力をアップすること
組織開発:組織の中の関係性(個人の関係性や部門の関係性など)に働きかけ、組織全体のパフォーマンスをあげること

と、ゆる~く説明ができるようになった。(まだまだ足りないと思うけれども)

今でも「自分を整える」ということは、とても大切なことだと思っている。
そのために様々な勉強をしたり、本を読んだり人と話したりしたことは、私にとって大きな財産になっている。
とはいえ、アドラーが「すべての悩みは対人関係の悩みである」と言ったように、人と関わる限り心に波風立てず生きていくことはなかなか難しい。

特に組織の中においては人と関わらずに仕事をしていくことはできないし、全てが自分の思うままに進むこともない。
そこにストレスを感じるのではなく、その「対人関係の悩み」を「自分と違う人がいるからこその楽しさや成長」に変えられないだろうか。
組織開発はそこに答えをくれるアプローチのような気がする。

ちなみに、「悩みなんて全くない!」というのを目指す必要もないと思う。
自分と違う人と関わる限り、感情が動いて当たり前。それを責めたり引きずったりすることなく、自分と相手の違いを認めて両方大事にできる人になりたいと私は思っている。
そして、組織で働く人たちが一人でも多く「楽しく」仕事ができることのサポートをしていきたい。

スタッフ ヤマモト