ファシリテーションとは、
ファシリテート(facilitate):容易にする、簡易化、助成、助長 から転じた言葉。
以下、「ファシリテーションとは」に触れられている書籍等の抜粋です。
どこに軸足を置くかで発揮される場所が変わるので、ファシリテーターそれぞれの捉え方があるようです。
▶ 対話を始めとする「人と人が関わる場を促進する」ことすべてがファシリテーション
人は人と関わる中で自分や他人を知り、学習や成長をしていきます。
さらに、互いの意見や行動を調整するために合意形成をしたり、一緒になって問題解決を進めていきます。
そんな場に関わって、互いの主体性と相互作用を高め、個人、グループ、組織、社会の発展を促進するのがファシリテーションなのです。
その中で、主体的にその役割を担う人を「ファシリテーター」と呼んでいます。
(「対話する力」中野民雄・堀公俊 日本経済出版社 p35 )
▶ 10年以上にわたって日本におけるファシリテーション教育に携わっている草分け的存在の黒田由貴子氏は、ファシリテーションを次のように定義している。
①中立な立場で
②チームのプロセスを管理し
③チームワークを引出し
④そのチームの成果が最大となるように支援する
(「ファシリテーター養成講座」森時彦 ダイヤモンド社 p7)
▶会議を創造の場に:ファシリテーション・スキル
「中立的な立場で、チームのプロセスを管理し、チームワークを引出し、そのチームの成果が最大化するよう支援すること」
(「組織開発ハンドブック」ピープルフォーカス・コンサルティング 東洋経済新聞社 p134)
▶「ファシリテーション」とは、協働創造型へと進化した会議のこと。ファシリテーションのプロセスを仕切る人を「ファシリテーター」と呼ぶ。
本書では、ファシリテーションのプロセスの流れを、実践的に体得できるように、「巻き込み→ぶつかり→意味づけ→軸出し→結び」の5つのステップで説明する
(「ファシリテーションの教科書」名倉広明 日本能率協会マネジメントセンター p6)
▶ファシリテーションとは
ファシリテーション(facilitation)とは、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶよう舵取りすること。
集団による問題解決、アイデア創造、教育、学習等、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。
その役割を担う人がファシリテーター(facilitator)であり、会議で言えば進行役にあたります。
(日本ファシリテーション協会 HP)
▶ファシリテーションとは
「まとめる」「仕切る」「引き出す」などなど、10人いたらきっと10通りの言い方があるはずです。
でも共通しているのが、対象が個人ではなく「グループ」であること。
つまり目の前に2人以上のメンバーがいて、何かのゴールを目指そうとしている。
そのプロセスをいかに易しく効率的に演出していくかが「ファシリテーション」、その担い手が「ファシリテーター」と言えます。
(国際ファシリテーション協会 HP)