スタッフのひとりごと:情報・言葉が本来もっていたはずの意味は?

目にした情報や耳にした言葉を、自分の解釈で捉えてしまい
その情報・言葉が本来もっていたはずの意味と異なった捉え方をすることは
至るところで起こっていると思います。

 

例えば職場で、仲が良い同僚に素っ気ない対応をされたとしましょう。

その様子から「何かしたかな?怒らせた?」と受け取って
「何か気に障ることをして怒らせてしまったんだ」と捉えることはないでしょうか。

実際のところは、同僚は急ぎの仕事でバタバタしていただけなのに
「素っ気ない対応=怒らせた」と事実とは異なる自分の解釈で結論づけてしまうのです。

 

他にも例えばメールで、友人からの返信がいつもの絵文字やスタンプがなく文字だけだったとき。

実は友人は体調悪く、「心配かけたくないし、体調が悪いことまで伝えなくていいか」と思って
取り急ぎ返信しただけだったのに
送られてきたメールからは相手の体調や気遣いなどの様子を見ることができず
「自分は嫌われてしまったんだ」と捉えてしまうことはないでしょうか。

 

人は受け取った情報や言葉を、知らず知らずのうちに
自分の解釈、価値観ともいえるものに当てはめて捉えることがあり、
事実とは異なる結論を出してしまうことがあります。

話すにしても、文章にするにしても
伝える側の意図が受取る側の解釈で変化してしまい
そのために情報・言葉が本来もっていたはずの意味と異なったものになって
結果としてミスコミュニケーションが生じるのだと思います。

 

スタッフイノウエ