――――――――――――――――――――――――
時折、一族の人々は集まって円形に座る。
彼らは何の目的もないかのようにひたすら話し続ける。
何かを決めるというわけではない。
リーダーもいない。
しかし誰でもが参加できる。
人々は賢い年長者には少しだけ多く耳を傾けるかも知れないが、基本的に誰でもが話すことが出来る。
話し合いは延々と続き、何の理由もなく終わる。
そしてグループは解散する。
しかし、そうした話し合いが終わると、全員が何をすべきかを知っているようにみえる。
なぜなら彼らはお互いをよく理解しているからである。
その後、彼らは小グループで集まり、何かをしたり、何かを決めたりする。
(D.ボーム「ダイアローグ」より抜粋)
―――――――――――――――――――――――
率直に話し、オープンで内省的かつ共感的に聴くというシンプルな対話によって、互いが根っこでつながっているような感覚を持った関係を築くことによって、私たちの社会でも、こんな関係が実現できたら素晴らしいだろうなぁ。
私たちが関わらせていただく組織においても、一人ひとりが組織全体のことを感じながら、互いに協力し合って目的達成のために自律的・主体的に活躍できる関係作りを目指しています。