スタッフ閑話:「場を信じる」

先日、とある組織でファシリテーション研修の講師を代表が務めました。
アシスタントとして参加していたのですが、私にとって得るものも多く・・・。

何より感動したのは、代表の「場を信じる」姿勢でした。

参加者と目線を合わせる。


知って真似すれば簡単なことかもしれませんが、姿かたちだけ真似すれば良いというわけではないなぁ、と強く感じました。少なくとも、その時点での私が代表と同じ行動を取ったとしても参加者の気付きを促すことは難しかっただろうな、と思います。
歴然とした違いはあるのに、その違いを生み出しているのは何だろう・・・?と考えていたところ、その答えはすぐに与えられました。

代表が「まず私が皆さんを信じることからです。私は皆さんを信じています」と参加者へ伝えたのです。

参加者でない私が勝手に胸熱くなった瞬間でした。
コーチングでもファシリテーションでも、人と人との関わりを考えるときには良く聞く「相手を信頼する」という言葉。いかに自分が言葉面だけで実践できていないかを痛感した時間でした。
「場」=「人」を信じ、相手がやりやすいようにするには?との気持ちで物事を捉え、サポートしていく。
「ファシリテーター」になりたいと思ったことはありませんでしたが、「人を信じる」姿勢を持った人間でありたいと強く思った時間となりました。