スタッフ閑話:本音と建て前、その先の本心<組織開発>

様々な組織での組織開発プロジェクト(名称は研修だったり、勉強会だったり、コアチームだったり色々)に関わっていて、強く感じること。

「本心はどこなんだろう?」

本心と本音の間に建前があり、本音と普段の言動との間に建前がある。
まず、組織内での組織開発プロジェクトの場合、本音が出てくることが少ない。
(主に本音ってネガティブな側面を含んでいると思う)
建て前で隠された、本音。

そして本音が出てきても、その先の本心にたどり着くには、さらにもう一つの建て前を越えなければならない。
本心(主にポジティブな側面、特に希望や理想を多く含んでいると思う)を出すのは怖いから。
それに気付いてしまえば、それが叶っていない現状が辛すぎるし、その本心に向かって進んでいない自分と直面するし。
建前で隠している、本心。

つまり、最初の建て前は対外的。次の建て前は対内的。


まだまだ言葉も読み取りも未熟な私は、思わず直球で「で、どうしたいんですか?」と聴きたくなるのだけれど。
本音も本心も出すには「安全・安心の場」が必要。どうやってその場を醸成していくか。
どうやってお互いの間に信頼関係を築いていくか。

まずは自分がその人に本心を伝えられるよう、あるいは見えていないその人の本心に視点を合わせることから地道に始めようと思う。


スタッフ ヤマモト