今週は、新しいコアチームのプログラム作りでした。
毎回毎回、楽しくも悩ましい時間です。
その中でこんな問いかけが。
「ぐっとチームになるよね、あの時に何が起こったんだろう?」
今まで関わってきた中で、プログラムに参加しているメンバーが
数回のプログラムを通して急にぐっとチームらしくなるときがあります。
プログラムの最初は、反応も様々です。
そもそも「研修」と言えば講義形式で、基本的に一方通行のパターンに慣れていると、メタノイアが取り組んでいるような多方向のプログラム(意見・考え・思いを聴き合う)に、まず戸惑います。
「考えを短い時間で出すのが難しい」「考えがまとまらない」
このような時は、なんとなく「正解」を探しているのかなぁと感じています。
ある程度誰もが納得する答え、一般的な模範回答、社内での常識・・・
そういうものに囚われて自分の中に答えがある事を忘れ、あるいはその答えの探し方が分からない。
そんな感じを強く受けるのです。
最初のワークなどでは自分の考えや思いを出すのに時間がかかりますし、思わず周りをきょろきょろと見渡す人もいますが、これが数回も経つと、アウトプットまでの時間も短く、ワークにも集中している様子へと変化していきます。
また、グループで意見を伝え合うときにも、時間が足りないかなと思うくらいに活発に話が進むことも増えてきます。
自分の中の使っていなかった筋肉を鍛え直すように、「自分自身の考えや思いを探り、アウトプットし、同様に他の人の思いを聴く」。そしてそれが決して否定・評価されない、ということを体感する。そしてまた自分の「安全・安心の場」が広がっていく。
このようにゆっくりと、しかし着実に、必要な筋肉を鍛えていくことが、チームを作っていくということなのかもしれません。
スタッフ ヤマモト